相続とは故人が持つ財産や権利・義務など一切が相続人に引き継がれることを言います。「うちにはたいした財産が無いから関係の無い話だよ」「うちはもめるようなことは無いから大丈夫」など。準備をせずにその時を迎えると思いもよらないトラブルに発展してしまいます。債務も相続されるのですから相続人が返済できないのであれば債務は相続しないという意思表示も必要なのです。相続は資産家だけの問題ではないのです。
参考までに相続争いに発展したケースの各相続財産額の分布を見てみると
このように遺産1000万円強5000万円以下のケースが最も多く、次に1000万円以下が約3割。「住宅1軒と多少の金融資産」というケースがほとんどという事でしょうか。
どんな方でも亡くなられればその資産や負債の大小関係なく相続人に相続されるのですから相続人の考えや、ご自身が亡くなられたあと、残された人たちにどのような印象を残したいか?じっくりとお考えになられる事をおすすめします。
お考えになられたらまずは話をしてみることです。
相続対策で最も大切な事は第一に話し合う事、そして遺言書を書く事、これで大部分の争いは避けられるはずです。